サイトをリニューアルした記念に久々の投稿です。
昔から比べるとここ2・3年でSEOの考え方はシンプルになったと思います。
私がSEOというキーワードを知った当初(今から10年ほど前)は、今から考えられないほどカオスな状態でした。
簡単に例を上げると、
- meta keywordにキーワードを詰め込むのが当たり前。
- yahooのカテゴリ登録がSEOに効果的。
- CクラスレベルでIP分散する。
- 相互リンク・ランキングサイト等への登録。
- 静的ページで作成する。
- 衛星サイトを作って、主サイトへリンクする。
- GoogleとYahooで別々SEO対策をする。
- 大量のバックリンク。
等など、今の常識から考えると信じられないような内容です。
現在のSEO対策からすると1〜3に関しては、現在は全くSEOに効果はありません。
4の場合は、過剰に行うことでむしろペナルティの対象です。
5に関しては検索エンジンの性能の問題で、当時は動的なページがインデックスしずらかったという事情がありますが、今では動的ページでも問題なくインデックスされます。
6は主ドメインでディレクトリをきる方がよいとされています。
7に関しては、当時GoogleとYahooで別々の検索エンジンアルゴリズムを持っていたのでSEO対策もGoogle用、Yahoo用と2パターンありました。
そして、8に関してはペンギンアップデートで泣きを見た方もいらっしゃると思います。
私も苦い経験をしました。
もちろんaltタグをきちんと書く、titleタグの重要性など昔から変わらず重要な要素もあります。
さて、前置きが長くなりましたが本題です。
上記と比べると現在はシンプルです。
専門性のあるユニーク(オリジナル)なページを定期的に作成していく。
基本的にこれだけ行っていれば確実にトラフィックも検索順位も上がっていきます。
相互リンクすることもIP分散することもバックリンクの獲得に躍起になることもありません。
専門性のある記事はその分野でニーズがあり、魅力的な内容なら閲覧者は時間をかけてそのページを読み、誰かに薦めたくなります。その結果良質なバックリンクが集まり、SNSで拡散されより多くの閲覧者を招きます。
検索エンジンはそういったサイト・ページを検索順位の上位に引き上げます。
ただ勘違いしてはいけないのは、SEO対策が簡単になったわけではありません。
タイトルにも書いたとおり「考え方がシンプルになった」だけです。
むしろSEO対策はより困難になりました。
なぜなら、専門性のあるユニークな記事を定期的に更新するということは難しいからです。
検索順位を上げることだけを考えるとおかしなルールが横行した昔の方が簡単だったと思います。昨今コンテンツSEOが主流となっているのはそういった背景があるからです。
次回はSEOの考え方として何が正しいかにフォーカスを当てた記事を書きたいと思います。